Walbrixのディスク使用形態について
Walbrixのインストーラは、インストール先となるハードディスク又はUSBメモリ(起動ドライブ)の大きさが4GBを超える場合、パーティションをふたつに分割し、それぞれを「システム領域」「データ領域」として用います。

「データ領域」は WBUIのメインメニューでいうところの「領域」を指します。インストーラが作成する領域の名前は wbvg になっています。
もしインストール先として 4GB以下のドライブ(容量的にそれはおそらくUSBメモリやSDカードでしょう)が選択された場合、インストーラはパーティション分割をせずそのドライブ全体を「システム領域」として用います。
Walbrixで仮想マシンの作成に使用できる領域はオレンジ色で示した「データ領域」のみになります(システム領域には一切なにもインストールできません)。つまり、仮にシステム領域が破損してもデータ領域が無事ならOSを再インストールして多少の復旧手順を踏むだけで元に戻せるということです。
データ領域を作成(追加)するには、WBUIのメインメニューから「領域」「新規作成」を選択します。4GB以下のドライブに Walbrixをインストールした場合は、この方法で最低ひとつのデータ領域を作成しなければ仮想マシンを作成することが出来ません。

Linuxが分かる人向けの説明
青色で示されている「システム領域」は ext3でフォーマットされたルートパーティションで、ここにカーネルも保存されています。インストーラによって、システム領域を含むドライブのMBRには GRUBがインストールされています。
オレンジ色で示されている「データ領域」は Linuxの言葉でいうところのボリュームグループ(VG)です(Walbrix用のVGには @wbvgタグを付けることにしています)。仮想マシンやアプリをインストールするごとに、それぞれ論理ボリューム(LV)が作成されます。LVは基本的にXFSでフォーマットされます。
RAIDの使用について
「領域」「新規作成」をするかわりに、コンソールから Linuxのボリューム管理コマンドを使用すればRAID化されたドライブをデータ領域として追加することも出来ます。方法については「RAIDの構築」を参照してください。
なお Walbrixは起動ドライブ(青色で示した「システム領域」を含むドライブ)のRAID化を想定していません(もっとも、ハードウェアRAIDカードを使うか Linuxのボリューム管理について十分な知識があれば可能ですが)。上記リンク先に示した方法は、システム領域を含まない純粋なデータ用ドライブに適用するものです。
従ってハードディスクをRAID構成にする場合、起動ドライブにはUSBメモリ(2GB以上)を使用することが推奨されます。USBメモリであれば、万一の障害の時にも交換が容易です。

