Portageツリーを利用する方法
Walbrixは Gentoo Linux をベースにしていますので、Gentoo Linuxのソフトウェアリポジトリである "Portage"(ぽーてーじ)を利用することが出来ます。
注意!普通は Walbrix本体で Portageを利用する必要はありません。なぜなら、ソフトウェアの追加は仮想マシンに対して行えば良い事だからです。カスタムカーネルを利用したり、特殊なデバイスドライバを追加したり、ハードウェアとの直接対話が必要なソフトウェアをインストールする必要がある場合のみ Walbrix上で Portageを使用してください。
ここでは、Walbrix上に Portageツリーを展開して emergeコマンドによるソフトウェアパッケージ管理を利用可能にする手順を示します。全ての操作はコンソール又は ssh経由で行う必要があります。
Portage用の論理ボリュームを用意する
Walbrixのシステム領域は 2GBしかないので、そのままでは Portageを展開することはできません。少なくとも 1GBの容量を持つファイルシステムを用意し、/usr/portage にマウントしてください。領域に余裕があれば4GB程度を割り当てても良いでしょう。
領域 wbvgに portage用のファイルシステム1GBを作成する例
lvcreate -n portage -L 1G wbvg mkfs.xfs /dev/wbvg/portage領域wbvgに作成したファイルシステムを /usr/portageにマウントするための設定を /etc/fstabファイルに追記
/dev/wbvg/portage /usr/portage autoマウントを実行
mount -a
最新のPortageツリーをダウンロード・展開する
wgetコマンドを使って Gentoo Linuxを扱っているミラーサイトから最新の Portageツリーをダウンロードし、同時に展開します。wget -O - http://bit.ly/91BbXy | tar xvpf - --lzma -C /usr
上記 wgetコマンドが bit.ly経由で参照している先は、http://ftp.kddilabs.jp/pub/Linux/distributions/gentoo/snapshots/portage-latest.tar.lzma です。
以上で Portageツリーがセットアップされました。emergeコマンドを使って通常の Gentoo Linuxと同じ方法でソフトウェアの追加を行うことが出来ます。
Portageは yumや aptなどと違って、ソースコードをローカルマシンでコンパイルします。その際、一時ディレクトリ /var/tmp の容量を比較的多く必要としますので、システム領域の空きが少ない場合は /var/tmp にも 1GB程度のファイルシステムをマウントしてやると良いでしょう。

